NVIDIAは2026年1月5日(米国時間)、「CES 2026」において、フィジカルAI向けの新オープンモデルやフレームワーク、AIインフラを発表した。同時にグローバルパートナー企業各社が、NVIDIAのロボティクス技術を活用したロボット、自律マシンを公開している。
NVIDIAは2026年1月5日(米国時間)、「CES 2026」(2026年1月6〜9日、米国ネバダ州ラスベガス)において、フィジカルAI向けの新オープンモデルやフレームワーク、AIインフラを発表した。
オープンモデルとしては、フィジカルAI向けのシミュレーションにおける物理モデルの合成データ生成、ロボットポリシー評価を可能にする「NVIDIA Cosmos Transfer 2.5」「NVIDIA Cosmos Predict 2.5」、推論視覚言語モデル(VLM)「NVIDIA Cosmos Reason 2」、推論視覚言語行動(VLA)モデル「NVIDIA Isaac GR00T N1.6」を公開した。
オープンソースフレームワークでは、シミュレーション環境での大規模なロボットポリシー評価、ベンチマークのための協調システムを提供する「NVIDIA Isaac Lab-Arena」、クラウドネイティブなオーケストレーションフレームワーク「NVIDIA OSMO」を公開している。
また、機械学習(ML)アプリケーションのプラットフォームであるHugging Faceと協力し、オープンソースのIsaacおよびGROOTテクノロジーを、主要なオープンソースロボティクスフレームワークのLeRobotに統合した。
NVIDIAのAI向けGPUアーキテクチャ「Blackwell」搭載の新モジュール「NVIDIA Jetson T4000」の提供も開始。1200 FP4 TFLOPSと64GBメモリを備え、前世代機の4倍の性能を発揮しつつ、自律システムに最適な70W内に構成可能だという。1000個購入時の単価は1999米ドルだ。
加えて2026年1月後半には、産業エッジ領域向けのAIプラットフォーム「NVIDIA IGX Thor」を提供開始予定であることも明らかにした。
CES 2026では、Boston Dynamics、Caterpillar、Franka Robots、Humanoid、LG Electronics、NEURA RoboticsなどのNVIDIAのグローバルパートナー企業が、同社のロボティクス技術を活用した新型のロボット、自律マシンを公開している。
NVIDIAの創業者でCEOのJensen Huang氏は「ロボティクスにとってのChatGPTの瞬間が到来した。フィジカルAIにおけるブレークスルーが、まったく新しい応用分野を切り開いている。NVIDIAのプロセッサや、オープンフィジカルAIモデルなどによるフルスタックは、パートナーエコシステムがAI駆動型ロボティクスによって、多くの業界の革新を可能にする」とコメントしている。
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