EdgeCortixは2026年1月7日、同社のエッジAIアクセラレーター「SAKURA-II」が、米航空宇宙局(NASA)の重イオン試験で高い耐放射線性能を実証したことを発表した。第1世代機「SAKURA-I」に続く好成績で、「低軌道、静止軌道、月面運用のユースケースに適していることが証明された」(同社)という。
EdgeCortixは2026年1月7日、同社のエッジAIアクセラレーター「SAKURA-II」が、米航空宇宙局(NASA)の重イオン試験で高い耐放射線性能を実証したことを発表した。NASAの電子部品およびパッケージングプログラム(NEPP)が発行した報告書によると、試験では破壊的事象が確認されず、一時的な放射線影響もごくわずかなことが明らかになったという。
本試験は、NEPPが宇宙での自律性を追求するために実施したプロジェクトだ。EdgeCortix製品としては2024年に試験を受けたAIアクセラレーター第1世代機「SAKURA-I」に引き続き、類似製品と比較して優れた耐放射線性能を示したことを実証したとする。
この結果を受けてEdgeCortixは「SAKURA-IIが低軌道(LEO)、静止軌道(GEO)、月面での運用におけるユースケースに適していることが証明された。機械学習(ML)およびコンピュータビジョンを活用した宇宙での自律化を実現する、将来的な可能性を示している」とする。
EdgeCortixの創業者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタ氏は「今回の試験の完了と報告書の公開は、エッジコンピューティングを地球外へ拡張するという、EdgeCortixのミッションにおける重要なマイルストーンだ。宇宙システムではより高い自律性や低消費電力、リアルタイムの意思決定が求められる。エネルギー効率に優れたAI駆動型の次世代宇宙探査の実現に貢献できることを誇りに思う」とコメントしている。
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