ASMLは、2025年第4四半期(10〜12月)および通期の業績を発表した。それによると、第4四半期の売上高は97億1800万ユーロ、粗利益率は52.2%で、売上高は過去最高だった。2025年通期での売上高は326億6700万ユーロ、粗利益率は52.8%だった。
ASMLは2026年1月28日(オランダ時間)、2025年第4四半期(10〜12月)および通期の業績を発表した。それによると、第4四半期の売上高は97億1800万ユーロ、粗利益率は52.2%で、売上高は過去最高だった。2025年通期での売上高は326億6700万ユーロ、粗利益率は52.8%だった。
ASML 最高財務責任者(CFO)のRoger Dassen氏は業績発表に際して「市場見通しはこの数カ月で明らかに改善している。主な理由は、『AI需要は堅調で持続的なものだ』という認識が広がっていることだ。これを受けてASMLの顧客は生産能力を拡大しようとしていて、ASMLの受注も非常に好調になっている」と述べた。
2025年通期でのASMLの装置売上高は、前年比39%増の244億7400万ユーロ。そのうち極端紫外線(EUV)露光装置が48%を占めた。EUV露光装置の出荷台数は48台だった。
装置売上高を用途ごとに見るとロジックが66%、メモリが34%。地域ごとに見ると最多は全体の33%を占めた中国で、韓国(25%)と台湾(22%)が続いた。
なお、2025年第4四半期の受注高は132億ユーロで、そのうちEUV露光装置が74億ユーロだった。用途としてはメモリが56%、ロジックが44%だった。
ASMLは既に複数の顧客向けに計8台の高NA(開口数)EUV露光装置を出荷し、そのうち6台が稼働中だという。これには第2世代高NA EUV露光装置「TWINSCAN EXE:5200B」も含まれている。
なお、ASMLの顧客であるIntelは2025年12月、TWINSCAN EXE:5200Bの受け入れ試験完了を発表した。同製品はIntelの最先端ノードの量産で使用される予定だ。他の顧客も近く導入を予定しているといい、ASML CEOのChristophe Fouquet氏は「2026年はさらに多くの製品を顧客に提供し、高NA EUV露光装置の量産への導入に向けたサポートを行う」とした。
ASMLは2026年の業績について、売上高は340億〜390億ユーロ、粗利益率は51〜53%になると予想している。Dassen氏は「EUV露光装置の売上高は、需要増を背景に大幅に成長すると見込んでいる。それ以外の売上高は全体としては横ばいだが、先端ロジックやメモリ向けでは需要が増加するだろう」とした。
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