5G基地局無線機向け高効率小型PAMを開発、NEC:従来品に比べ消費電力を10%削減
NECは、5G基地局無線機(RU)に向けたSub 6GHz帯域用パワーアンプモジュール(PAM)を開発した。従来の一般的なPAMに比べて消費電力を10%削減した。外形寸法も10×6mmと小さい。
NECは2026年1月、5G基地局無線機(RU)に向けたSub 6GHz帯域用パワーアンプモジュール(PAM)を開発したと発表した。従来の一般的なPAMに比べて消費電力を10%削減した。外形寸法も10×6mmと小さい。
開発したPAMの外観[クリックで拡大] 出所:NEC
新製品は、GaN(窒化ガリウム)デバイスを用い、独自の回路設計技術や実装技術を活用して開発した。これによって、高い効率と小型化を両立させた。供給された直流電流のうち、無線信号の増幅に活用できる割合を示す電力付加効率(PAE)は50%を達成した。
PAMが消費する電力は、RU全体が消費する電力の75%を占めるといわれている。今回、PAEを改善したことでPAM自体の消費電力を抑えることができたという。このPAMを搭載するRU単体の電力消費も削減することが可能となった。
NECは、開発したPAMを新型RUに搭載し、2026年度上期から供給を始める予定だ。PAM単体でのビジネスも計画している。
「だいち4号」の観測データをLUCASで地上局へ高速伝送
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とNECは、先進のレーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)と約4万km離れた「光データ通信衛星」間で、通信速度1.8Gビット/秒という高速光通信を行い、だいち4号で観測したデータを地上局へ伝送することに成功した。
ローカル5GやLTEを高速切り替え 製造現場で安定通信
情報通信研究機構(NICT)とNEC、東北大学およびトヨタ自動車東日本は、公衆網(5G/LTE)とローカル5Gによるハイブリッドなネットワークを活用し、移動体との間で安定した無線通信を可能とする「SRF無線プラットフォームVer.2」の実証実験に成功した。
波長を変換しながら3000kmの長距離伝送、NTTとNEC
NTTとNECは、波長を変換しながら長距離光伝送を可能にする技術を確立した。開発した技術を活用すれば、「IOWNオールフォトニクス・ネットワーク(APN)」の適用エリアを拡大できるという。
3.6G〜4.0GHz帯対応GaN電力増幅器モジュール 三菱電機
三菱電機は、3.6G〜4.0GHz帯で動作する平均出力電力16Wの5G基地局用GaN電力増幅器モジュール「MGFS52G40MB」を開発、サンプル出荷を始めた。5G Massive MIMO基地局用装置の製造コスト削減や電力消費の低減が可能となる。
窓に貼り付けるだけ ミリ波5Gのエリアを拡大する透明屈折フィルム
京セラは、基地局から送信される電波の進行方向を変えられる「透明メタサーフェス屈折フィルム」を開発した。この屈折フィルムを窓ガラスやアクリルスタンドに貼り付ければ、景観を損なわずにミリ波5Gなどのサービスエリアを拡大できるという。
ポスト5Gに期待! 「世界初」AlN系高周波トランジスタの動作に成功、NTT
NTTは、窒化アルミニウム(AlN)系高周波トランジスタの動作に「世界で初めて」(同社)成功したと発表した。これまで困難とされてきた高アルミニウム(Al)組成での高周波動作を低抵抗構造の設計によって実現したものだ。ミリ波帯における信号増幅が可能で、ポスト5G時代の無線通信サービスの向上が期待される。
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