設立予定のデータ収集センターは約1400m2の敷地面積で、最大50台のロボットと約100人のスタッフが常駐する予定。施設は「ロボットエリア」「アノテーションエリア」「テストエリア」で構成され、ロボットエリアでは1台のロボットに対し1人のオペレーターが付き添い、センサーを付けてお手本の動作を学習させる。アノテーションエリアでは学習データを人間が確認し、使えるデータを選別する。テストエリアでは、実際の現場導入に向けた確認などを行う。
国内にデータセンターを設立するメリットとして、現場導入に向けたデータ生成だけでなく、現場導入後のフィードバックデータも取り込んで、スピーディーにデータ品質を改善できることがあるという。また、映像データは秘匿性が高く、セキュリティの観点から国外企業とのデータ共有が難しい側面もあるそうだ。
「物をつかむ、コンテナを持ち上げるなどの単純な動作はすぐにでもできるようになる」(磯部氏)とのことで、2026年中の現場導入を予定。2028年には拡大普及の初期段階に達する見込みだという。
まずは4社でのコンソーシアム立ち上げになったが、現時点でも数社の企業と、参画に向けた話し合いを進めているという。活動内容の拡大も考えていて「当初は山善が取り扱うAGiBOTのヒューマノイドロボット製品を採用するが、今後の状況に応じて他社製ロボットの導入や、データを用いた開発への関与なども可能性としてある」(磯部氏)とした。
「J-HRTI設立で目指すのは、ヒューマノイドロボットの社会実装によって生産性の構造を変えるPX(Physical AI Transformation)を実現し、日本に第四次産業革命を起こすことだ。この実現のためにも、さまざまな業界の企業とコラボレーションし、成長したいと考えている」(磯部氏)
現場のヒューマノイド本格導入は28年に20社未満、課題は
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加速するヒューマノイドロボット開発に求められる技術とは? TIが語るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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