モバイル機器の進化は止まらない。今の姿は、まだ進化の過程にすぎない…。「CEATEC JAPAN 2010」では、モバイル機器に向けた新たな要素技術やアプリケーションを、各社が提案していた。
モバイル機器の進化は止まらない。今の姿は、まだ進化の過程にすぎない…。「CEATEC JAPAN 2010」では、モバイル機器に向けた新たな要素技術やアプリケーションを、各社が提案していた。携帯電話機やスマートフォン、タブレットPCといったモバイル機器には、携帯性を高めることと引き換えに、ハードウエア面での制約が厳しくなるという根本的な課題がある。ハードウエアが制限されている中でも、利用者にコンテンツをより良く伝え、操作の使い勝手を高めることを目指した展示が数多くあった。
また、エネルギー分野も注目すべき領域だ。地球環境問題を背景に、エネルギー分野のみならずエレクトロニクス分野でも、低炭素社会の実現を目指すさまざまな取り組みが活発化している。情報通信技術を駆使してエネルギーの需給を最適に調整する次世代電力網「スマートグリッド」から、その電力網につながる社会インフラやオフィス、工場、家庭に至るまで、さまざまな単位でエネルギーの無駄な消費を抑えて利用効率を高める「スマート化」が進行中だ。会場では、エレクトロニクス機器の大手メーカー各社が「エコ」や「省エネルギー」を前面に押し出した展示を見せていた。
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