Intelが、総額2400万米ドルを7つの企業に投資することを明らかにした。これらの企業はいずれもソフトウェア関連の事業を手掛けており、Intelがハードウェア同様、ソフトウェアも重要視していることを表している。
Intelの投資部門であるIntel Capitalは2011年9月8日、Intelのソフトウェア戦略に関連する技術を開発する7つの企業に、総額で2400万米ドルに上る投資を行うことを発表した。投資額の配分などの詳細は明らかにしていない。
7つのうち5つが、今回初めて投資する企業となる。具体的には、企業向けクラウド型オートメーションソフトウェアのプロバイダであるDynamicOps、ビル管理ソフトウェアを手掛けるenLighted、リアルタイム解析システムのプロバイダGuavus、商業向けクラウド型プラットフォームを展開するIP Commerceだ。
Intelは、「これら7社は、当社のソフトウェア戦略のカギとなる革新的な技術の開発を手掛けている」と説明している。
Intel CapitalのプレジデントとIntelのエグゼクティブバイスプレジデントを兼任するArvind Sodhani氏は、「最高のコンピューティングエクスペリエンスは、最先端のハードウェアと画期的なソフトウェアを組み合わせることで生まれる。当社のソフトウェア戦略には、最善のソフトウェアベンダーを選択し、それらに投資することが不可欠であり、こうした投資によってこそ、他にはないIntel独自のユーザーエクスペリエンスを生み出すことができると考えている」と語った。
その他、Intel Capitalは、予測分析システムを手掛けるRevolution Analyticsと、クラウドベースのメディア配信サービスを提供するGaikaiへの投資を終了したことも明らかにした。
【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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