GreenPeak Technologiesは、ホームゲートウェイの代わりにセットトップボックス(STB)を使って、スマートハウス向けネットワークを構築するアイデアを提案した。
セットトップボックス(STB)やリモコン向けのRF通信用ICを手掛けるGreenPeak Technologiesは「ワイヤレスジャパン2013」(2013年5月29〜31日、東京ビッグサイト)において、STBをホームゲートウェイ代わりに使用して、スマートハウス向けのネットワークを構築するデモンストレーションを行った。
ドアの開閉を検知するセンサーなど、宅内に設置したセンサーからの情報をZigBee Proを介してSTBに送信すると、STBはそれらの情報をクラウドにアップロードする。スマートフォンやタブレット端末でそのクラウドにアクセスすれば、ドアの開閉や照明の点灯/消灯などを確認できる。
GreenPeak Technologiesの担当者は、「センサーの情報を、ホームゲートウェイではなくSTBに集約している点が画期的だと考えている。一人暮らしの高齢者の見守りなどの用途を想定している。ケーブルテレビ局にとって、新たな収入源を獲得する方法になるのではないか」と提案する。
GreenPeak Technologiesは、STB/リモコン向けのICを、ワールドワイドで月200万個出荷している。現在は米国への出荷が多いが、今後は日本をはじめ、台湾、韓国などのアジア市場にも力を入れていくという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.