佐鳥電機は、920MHz帯無線モジュールを展示した。量産中の標準品に加え、6LoWPAN対応の無線モジュールや2.0Vから動作する低電圧対応無線モジュール、ECHONET Lite評価環境なども展示した。
佐鳥電機は、「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)」(2013年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、920MHz帯無線モジュールを展示した。量産中の標準品に加え、6LoWPAN対応の無線モジュールや2.0Vから動作する低電圧対応無線モジュールなどを紹介した。さらに、ECHONET Lite評価環境も参考展示した。
同社の920MHz帯無線モジュールは、HEMS(Home Energy Management System)やBEMS(Building Energy Management System)で採用が見込まれているIEEE802.15.4g/e規格に準拠した通信制御ソフトウェアを搭載している。受信待ち受け時の消費電流が20mAと少なく、モジュールの外形寸法も20×40mmと小さいのが特長だ。
標準品の動作電圧は3.0〜3.6Vだが、低電圧対応無線モジュールは2.0〜3.6Vで動作する。低電圧製品は2014年1〜3月にES品の出荷を始める予定である。さらに、ECHONET Lite通信部として標準化された6LoWPAN対応の920MHz帯無線モジュールもES品の出荷を始めており、2014年4月以降に量産を開始する予定である。
さらに、6LoWPAN対応の920MHz帯無線モジュールを応用したECHONET Liteの評価環境のデモ展示も行った。デモではアットマークテクノ製の「Armadillo-420」に無線モジュールを実装し、これを携帯端末と接続して疑似コントローラとした。同様に無線モジュールを実装したMCUボードとPCを接続し疑似デバイスとした。「疑似コントローラ側からエアコンなどの家電機器を想定した疑似デバイスを制御することで、無線ネットワークの評価を行うことができる」(説明員)と話す。
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