東芝は2014年6月3日、台湾のパワーチップテクノロジーなど4社が東芝の所有するNAND型フラッシュメモリ関連特許を侵害しているとして、台湾知的財産裁判所に訴訟を提起したと発表した。
東芝は2014年6月3日、台湾のパワーチップテクノロジーなど4社が東芝の所有するNAND型フラッシュメモリ関連特許を侵害しているとして、台湾知的財産裁判所に訴訟を提起したと発表した。
東芝に訴えられたのは、パワーチップテクノロジー、パワーフラッシュテクノロジー、ゼンテルエレクトロニクス、シーティーシーの4社。東芝は、台湾特許第154717号、第I238412号に基づき、NAND型フラッシュメモリ(製品番号:A5U2GA31BTS-BCなど)の製造/販売の差し止め、1億台湾ドル(約3.4億円)の損害賠償を求めている。なお、請求額については、「一部請求額であり、今後の裁判に応じて拡大させる」(東芝)。
東芝は、「パワーチップテクノロジーを含む4社は、当社に無断でこれら特許を使用してNANDメモリの製造や販売を行っている。当社は、特許の不正利用に関してパワーチップテクノロジーに対して協議を申し入れていたが、一切応答がなかったため、今回の訴訟提起に至った」としている。
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