内蔵カメラ
iPhone 6 Plusは、光学式画像安定化機能を備えた8Mピクセルカメラを搭載するが、Nexus 6は、デュアルLEDフラッシュを備えた13Mピクセルカメラを搭載する。Nexus 6のカメラは、画素数は高いものの、他のフラッグシップ製品に対する競争力が十分あるとはいえない。一方、iPhone 6 Plusのカメラは、画像の鮮明さや露光性能の高さなどでトップクラスの性能を実現したといえる。
勝負:iPhone 6 Plusが大差で勝利
ストレージ容量
iPhone 6 Plusは、16G/64G/128Gバイトモデルをそろえる。一方Nexus 6は、32G/64Gバイトを用意している。Nexus 6の32GBモデルとiPhone 6 Plusの16Gバイトモデルは、いずれも649米ドルと同じ価格だ。また、Nexus 6の64Gバイトモデルは699米ドルで、iPhone 6 Plusの64Gバイトモデルは749米ドルである。両機種とも拡張可能なストレージには対応していないが、クラウドストレージをサポートしている。
勝負:引き分け
電池寿命
電池寿命については、大きく改善された。iPhone 6 PlusとNexus 6は、いずれも大画面ながら、1回の充電で丸1日使用することが可能だ。筆者が使用した時は、両機種とも午前8時から真夜中まで問題なく使い続けることができたが、iPhone 6 Plusの方が数時間ほどNexus 6よりも電池寿命が長いようだ。
勝負:iPhone 6 Plusの勝利
OS
Nexus 6はAndroid 5.0(Lollipop)、iPhone 6 PlusはiOS 8を搭載している。筆者が過去2カ月間使用して感じた印象としては、iOS 8はAndroid 5.0よりもかなり安定しているようだ。ただしAndroid 5.0の方がカスタマイズ性が高く、柔軟性も高い。デザインもiOS 8よりもモダンだ。さらに、Android 5.0はGoogleのオンラインサービスをシームレスに統合している。
勝負:Nexus 6の勝利
生産性
ファブレットを仕事で利用することが多いユーザーにとっては生産性も重要なポイントだ。ファブレット上で書類を作成したり編集したりするのは、Nexus 6でもiPhone 6 Plusでも決してやりやすい作業ではないが、筆者はNexus 6の方がやや有利だと感じている。Googld Driveは、Nexus 6で使用する方がスムーズに使えるからだ。「Word」のドキュメントを編集する場合もNexus 6は重くならない。
勝負:Nexus 6の勝利
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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