ここからは、プログラム委員長を務める本村真人(もとむら・まさと)氏(北海道大学)が説明した。始めに委員会が選んだ11件の注目論文を紹介し、続いてVLSI Circuitsシンポジウムの日程を説明した。本稿では編集の都合により、注目論文を次回で紹介することとし、ここではシンポジウムの日程を説明にとどめる。
VLSI Circuits初日の6月16日(火曜日)は、「ショートコース(Short Cource)」と呼ぶ1日コースのセミナー(技術講演とは別料金)に充てられている。ショートコースは2本あり、1本のテーマは「VLSI Design for Big Data Management」、もう1本のテーマは「Analog and Digital Circuit Design for IoT」である。
VLSI Circuitsの技術講演は、6月17日(水曜日)〜19日(金曜日)の3日間である。技術講演初日のオープニング(プレナリセッション)では、2件の基調講演が予定されている。日立製作所の矢野和男氏が「Priciple of Making Money with IoT: Very-Large-Scale Happiness Integration(IoTでお金を得る原理:超大規模幸福集積)」と題して講演する他、Robert BoschのMichael Fausten氏が「The Brain of Automated Driving-Electronics for the vehicle of tomorrow(自動運転の頭脳-明日の乗り物に向けたエレクトロニクス)」と題して講演する。
(次回に続く)
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