Avago Technologies(アバゴ・テクノロジー)が、Broadcom(ブロードコム)を、370億米ドル(約4.6兆円)で買収する。ただし買収後の社名はBroadcomが継承されるという。両社の取締役会は既に全会一致でこの買収を承認していて、取引は2016年3月末までに完了する見込み。
BroadcomとAvago Technologiesは2015年5月28日(米国時間)、AvagoがBroadcomを370億米ドル(約4.6兆円)で買収することで合意したと発表した。
取引は現金(170億米ドル)、および株式(2015年5月27日時点で200億米ドル相当)によって行われる。買収後の企業価値は、150億米ドル(約1.9兆円)相当になる見込みだという。買収により、7億5000万米ドルのコスト削減シナジーがあるとする。取引は、2016年3月末に完了する予定。
Avagoのプレジデント兼CEOであるHock Tan氏はプレスリリースの中で、「今回の買収により、有線および無線通信向けの半導体においてリーダー的な地位を獲得できるだろう」と述べている。
買収後の社名はAvagoではなく、「Broadcom」が継承される。Tan氏がプレジデント兼CEOを引き続き務める予定だ。なお、今回の買収は両社の取締役会で、全会一致の承認を既に得ているという。
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