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基板製造から部品の調達、実装まで手厚くサポートする新サービスプログラムを開始部品/材料 プリント配線板

ピーバンドットコム(P板.com)は2015年6月、部品調達代行や専門家による回路設計支援/品質向上支援といったサービスを提供するサポートプログラム「基板コンシェル」の提供を開始した。

» 2015年06月12日 13時15分 公開
[竹本達哉EE Times Japan]

 プリント配線板通販を手掛けるピーバンドットコム(P板.com)は2015年6月、部品調達代行や専門家による回路設計支援/品質向上支援といったサービスを提供するサポートプログラム「基板コンシェル」をスタートさせた。

 同社が提供する基板製造、部品調達、部品実装の3つのサービスを同時依頼したユーザーに対し、無償で同プログラムに基づいたサポートを提供する。

調達/実装サービスの利用促進に向け

 ピーバンドットコムでは、Webを通じた基板の製造サービスを皮切りに、部品実装サービス、部品調達サービスといった関連サービスを拡充してきた。そうした中で「基板製造サービスだけでなく、部品調達/部品実装の両サービスの利用頻度を高めたい」という狙いから、今回、3サービスをセット注文したユーザーに限り提供する、無償のサポートプログラムとして基板コンシェルを用意した。

photo サポートプログラム「基板コンシェル」の概要

自己調達と変わらぬ予算で

 基板コンシェルの内容は3つで、1つは予算内部品調達サービス。これまでも部品調達サービスを提供してきたが、基板コンシェルでの部品調達は、ユーザーの予算に部品調達の価格を合わせて行うもの。部品の市場価格に見合う予算設定が前提となるが、これまでユーザー自身が調達していた際の予算内で、部品調達を代行してもらえるもの。ピーバンドットコムでは、調達代行に関わる費用なしに部品調達を代行することになり「設定した予算を上回る調達費用が必要になった場合でも、差額は当社が負担する」(ピーバンドットコム)という。

専門家がアドバイス

 2つ目は、回路設計支援サポートだ。ピーバンドットコムが委託する専門家に対し、回路設計に関する相談を無償で行える。具体的には、ユーザーが不安を抱える回路に関して、専門家に見直しを行ってもらえたり、つまずくことの多い回路ブロック間の接続方法で助言がもらえたりする。

 3つ目のサポートは、品質向上に向けたアドバイスの提供だ。これまでは、自社の設計/製造ルールに従い、不良が発生しやすいアートワークなどに対し、助言を行っていたが、「基板コンシェルでは、さらに一歩踏み込んだアドバイスを提供する」という。「ルール上問題がないが、さらに品質を高めるための専門家からのアドバイスを提供する」という。

 ピーバンドットコムでは2015年6月から、予算内部品調達サービスの提供を開始し、今夏中にも残りの回路設計支援/品質向上支援サポートの提供を開始する予定だ。

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