講演者のResnick氏は、第1世代機「FPA-1100NZ2」が実際の半導体リソグラフィ工程で稼働している様子と、第2世代機「FPA-1200NZ2C」の概要を示した。第1世代機「FPA-1100NZ2」はNANDフラッシュメモリへの適用を想定してテストを重ねている。第2世代機「FPA-1200NZ2C」は、クラスタ構成の装置を組み立てているところだという。
またハーフピッチ15nmを解像したときの、製造コストを比較してみせた。比較したのはナノインプリント技術とArF液浸SAQP技術、EUVリソグラフィとArF液浸SADPの混在技術、EUVリソグラフィ技術である。製造コストが最も低いのがナノインプリント技術、製造コストが最も高いのが、EUVリソグラフィとArF液浸SADPの混在技術となっていた。
ナノインプリント開発の進展状況をキヤノンが講演(3)〜生産性と欠陥密度
ニコンが展望する10nm以下のリソグラフィ技術(前編)
解像度10nm台の微細加工に対応可能、キヤノンのナノインプリント半導体製造装置
20nm対応ナノインプリント用テンプレートの年内量産を発表――大日本印刷Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング