さらに3者は、低ノイズの超伝導単一光子検出器を用い単一光子源に最適化した光ファイバー量子暗号鍵伝送システムを開発。これに、高純度の1.5μm量子ドット単一光子源を組み込むことで、従来比2倍となる120kmという伝送距離での単一光子源方式による量子暗号鍵伝送に成功した。
3者では、「今回の成果をもとに、今後は単一光子源を含めたシステムの小型化および高速化を進め、2020年以降に主要都市圏をカバーする盗聴不可能な高セキュア通信の実現を目指す」としている。
ネットワークの異常を早期発見、NICTらが開発
量子メモリ不要の長距離量子通信を可能にする量子中継手法を確立
「量子もつれ交換」を1000倍以上高速化――量子暗号の長距離化に向けて前進
「量子通信の実現に大きな突破口」、NICTが中継増幅技術を開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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