生体組織に直接貼り付け、体温の分布を測定:有機デバイスをバイオ医療に生かす(2/2 ページ)
展示ブースでは、スポーツウェアに印刷した伸縮性導体も紹介した。導体機能を持つ導電性インクを布地にプリントし、80〜90°に設定したオーブンで2時間乾燥させると完成する。印刷した元の長さの約3倍まで伸張しても導電性を維持することができるという。
スポーツウェアなどの布地に印刷した伸縮性導体
体に張り付けたセンサーやサポータータイプのセンサーなどと、布地に印刷した伸縮性のある導体の技術を組み合わせることで、ウェアラブル機器の利用形態が広がる可能性が高まった。今回開発した導電性材料はインクまたはペーストの状態で、数か月後にはサンプル出荷できる見通しだという。
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産業技術総合研究所の野田祐樹氏らは、低電圧でも動作する有機強誘電体メモリの印刷製造技術を開発した。この技術を用いて作成した薄膜素子は、電圧3Vでメモリ動作することを確認した。
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シリコンでは実現できない新しい機能性有機材料を東京工業大学の半那純一教授、飯野裕明准教授のグループが開発した。大きく3つの成果があるという。低分子系有機トランジスタ材料で耐熱性と成膜性を実現したこと、多結晶膜で高い移動度を得たこと、2分子層構造を利用して高移動度が実現できたことだ。
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産業技術総合研究所は、島根県産業技術センターと共同で、非接触式の静電容量型フィルム上センサーを開発したと発表した。床やベッドの裏側などの人の目に触れないところに設置し、使用者に精神的/肉体的な負担をかけることなく、動きや呼吸を検出できるという。
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2016年1月25日、商用ICカード規格のスピードで動作する有機半導体を用いた温度センシング回路を開発したと発表した。印刷/塗布だけで製造できる回路であり、温度管理が必要な食品などに用いる温度センサー付き電子タグを低コストで製造できる。
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