“ヨコパナ”でIoTサービスのイノベーションを量産する最初のプロジェクトとして、パナソニックはビジネスイノベーション本部の主導のもと、未来の住空間環境サービスの企画開発を遂行するプロジェクト「HomeX」を米国シリコンバレーで発足した。同プロジェクトについて公表するのは、今回のセミナーが初めてである。
同プロジェクトでは、宅内のビエラで受信中のテレビ番組をスマートフォンなどで宅外から視聴できる「VIERA TV Anywhere」、照明の明かりやエアコンの空調で心地よい目覚めをサポートする「おやすみナビアプリ」など、住宅関連IoTサービスで蓄えたログデータを“ヨコパナ”でつなぎ、新サービスの企画開発に生かす。
これまでパナソニックが展開してきた住空間関連のIoTサービスは9種あり、それらから75億件の住空間IoTログデータが既に集まっている。馬場氏は、「HomeXでは、ログデータを横に結び付け、いったんゼロベースで解析することで、ユーザーエクスペリエンス、ソフトウェアプラットフォーム、ハードウェアを再設計し、新しい住空間環境を提供していく」と語った。
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