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パートナー連携で車載システム開発を加速するルネサス買収のシナジーも強調(4/4 ページ)

» 2019年10月18日 13時30分 公開
[永山準EE Times Japan]
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開発を加速するコラボレーションの実例を紹介

 この日開催されたR-Carコンソーシアムフォーラムの会場では、R-Carコンソーシアムのパートナー連携を生かしたさまざまな実例が紹介されていた。

コネクテッドカー向けソリューションのデモカー(クリックで拡大)

 コネクテッドカー向けソリューションとしてはR-Car V3Hと米StradvisionのAI技術を組み合わせたフロントカメラのデモを実演。事故などのイベントをトリガーに、フロントカメラで取得したデータを圧縮してクラウドに上げるもので、ECU側でデータを10〜20分の1に圧縮することができるという。

左=フロントカメラキット。下部の基板に、R-Car V3Hが搭載されている/右=デモカー後部に設置された搭載された各種ボード。ここでセンサーのデータを処理している(クリックで拡大)

 また、統合コックピットECU向けレファレンスソリューションも展示。これは、コックピットECUに求められるハードウェアとソフトウェアをまとめたレファレンスキットで、「車両にこのまま載せて評価ができるところまで仕上げている」としている。実際に展示されていたデモ機も、3週間で開発ができたという。米Green Hills SoftwareのリアルタイムOS「INTEGLITY」と、AGL(Automotive Grade Linux)をハイパーバイザーによって1つのECUで動作させている。

統合コックピットECU向けレファレンスソリューションの概要とそのデモ(クリックで拡大)

 Intersil買収によるシナジーとして紹介していたのが、バッテリー向けのソリューションだ。ルネサスは、最大14セルの電圧を±2mVの精度で測定できるバッテリーマネジメントICとRH850を組み合わせ、70セルの管理を可能にしたBMSのレファレンスキットや、R-CarとPMICの組み合わせで機能安全をサポートするソリューションなどを提供しているという。

左=BMSのレファレンスキットのデモ/右=R-CarとPMICの組み合わせの例(クリックで拡大)
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