グローバル電子は2021年12月15日、スウェーデンのNeonodeが開発、製造する光学式非接触タッチセンサーを用いたソリューションの提供、ソフトウェア開発などのサービス、サポート強化のため、パリティ・イノベーションやメタテクノと協業すると発表した。
グローバル電子は2021年12月15日、スウェーデンのNeonodeが開発、製造する光学式非接触タッチセンサーを用いたソリューションの提供、ソフトウェア開発などのサービス、サポート強化のため、パリティ・イノベーションやメタテクノと協業すると発表した。
このソリューションはNeonodeの光学式非接触タッチセンサーモジュール「zForce AIR Touch Sensor」と次世代映像技術を組み合わせ、空中映像での完全非接触を可能にするものだ。同タッチセンサーモジュールは、赤外線を利用したセンシングのため、直接ディスプレイやスイッチに触れることのない非接触でのソリューションが実現できる。また、単一方向からのセンシングが可能で、指以外の手袋やペンなどでも使用できるという。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響から非接触技術へのニーズは高まっているが、システム導入において、ハードウェア側は、センサーや液晶、ハーネス、CPUなどの各種電子部品の選定および空中映像化のホログラムプレートなどが必要になるほか、ソフトウェア側もWindowsアプリケーションや組み込み用アプリ、使用端末によっては各種ドライバー開発等も追加されることになる。これらの開発リソースの不足がシステム導入の課題となっており、今回、3社の協業によってその課題の解決を図っていく方針だ。
具体的には、グローバル電子が正規代理店としてNeonodeの製品と導入時の内部構成の各種電子部品を、パリティ・イノベーションは空中映像化のホログラムプレート「パリティミラー」をそれぞれ提供するほか、メタテクノが各種アプリ開発、ドライバー対応などを受託開発し、ソフトウェア側の導入支援を実施していくという。
グローバル電子社長、一木茂氏は、「注目される非接触タッチ技術は、顧客のビジネスだけでなく社会に貢献できると考えている。3社協業により、次世代映像技術と融合した普及を目指し、日本の顧客へのソリューションの提供を行っていく」とコメントしている。
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