私は、そのような人格改造をせずになんとかしたいのです。そして、その一つが、働かなくてもお金が入る仕組み、つまり、不労所得への道です。
私は、その「不労所得」の戦略として、「ブログ収入」にトライ中です。
私のブログの第一の目的は「メモ」であり、そのメモは、未来の自分に向けての備忘録です。
(1)同じ作業を、後日、同じ時間と手間を払って行うのはバカバカしいのでメモを残しておくが、(2)未来の自分だけが分かりさえすれば良いいので、丁寧な説明はしない、と割り切っています。また、(3)未来のコラム執筆時のネタを書き残しておきたい、という気持ちもあります。
いずれにしても、お金が目的で、ホームページを始めた訳ではありません ―― が、それでも、もちろん、お金になるものなら、お金は欲しいので、後付けのように「ブログ収入」の施策を、試みているのです。
具体的には、自分のホームページの中に、手当たり次第にいろいろ仕込んでいます。
ホームページやブログでの収入は、簡単に言えば、「広告」です。自分のページの中に広告を埋め込んでおき、その広告をクリックした回数等によって、広告収入として収益を得るものです。
ざっくり、この広告による収入には、以下の3つの種類があります。
どの方法も、その広告をクリックすると、別のベージ(広告主)にジャンプする、という点では同じです。
例えば、私は、自分が開設している本屋の広告を差し込んだり、あるいは、江端がAmazonで購入した3Dプリンタについてのブログ記事の中に、その3Dプリンタの広告に飛ぶようなリンクを入れてみたりと、事前にページの中に仕込みをします。
ただ、この「仕込み」は結構面倒くさいので、広告プロバイダーに丸投げもしています。広告プロバイダーは、記事の内容や、読み手の嗜好を分析して、勝手に広告の内容を変更します(最近では、こっちが一般的です)。
例えば、江端のブログの内容が、英語に関するものであれば、広告プロバイダーは、江端のページの広告の内容を「英語教室」に差し替えます。また、江端のブログの内容に関係なく、読み手が二次会の会場を捜していることが分っていれば、私のブログの中でも、「居酒屋」の広告が出てきます。
ですので、
「最近、お前のサイトにアクセスすると、エロ小説、エロマンガの広告が出てきて、大変不愉快だ!」
というクレームを掲示板に投稿してきた人に、サイトの運営者である私は、
『それは、あなたが、日常的にエロ小説、エロマンガの検索をしているから、その広告が出てきたのです。あなた以外の人には、その広告は出てきません』
と返事を書いて、その人に恥をかかせることができます(実際、こういう事例を見たことがあります)。
このように、私たちのプライバシー(嗜好、性癖、変態性、その他)は、ネットを使っている限り、(少なくとも広告プロバイダーには)バレバレなのですが、まだ、この認識と諦観(あきらめ)に至っていない人が多いようです*)。
*)例えば、こちらのページの『あなたのことは全て「バレている」』のくだり。
さて、江端のホームページに対するアクセス状況(PV:ページビュー、訪問者数)について、サーバに残っていたログ解析したところ、以下のような結果が得られました。
1日1万PV、月間30万PVというのが、どの程度のものか、私には分からなかったので、ちょっと調べてみました。
こちらの記事によれば、私のランクは「エキスパート」で、月のブログ収入は10万円〜50万円以上とのことです。
それでは、私のブログ収入(2021年分)を開示いたします。
結論から言えば、私のブログ収入は、1日30円、1カ月で900円でした……。『10万円〜50万円以上』って、どの世界線のブログ広告の話でしょうか? ブログの執筆に費やす時間は、1日当たり確実に1時間を越えるので、時給30円以下ということです。
つくづく、私は「お金に愛されないエンジニア」だなぁ、と実感しています。
とはいえ、私、一度もちゃんとしたブログ広告収入戦略を考えたことがないし、なにより「ギラギラ、ガツガツ」していない、という自覚があります。そんな中途半端なブログ運営者に、お金が落ちてこないのは仕方がないのかもしれません。
どなたか、私にコンサルしてくれるという人がいれば、歓迎いたします。
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