2つ目の「マルチコア、マルチクラスタ」については下図の通りで、従来の最大8コアから、最大16コア(4コアの4クラスタ)に強化している。
最後は、隔離コード実行とデータ保護のためのセキュリティソリューション「WorldGuard」の対応だ。WorldGuardは、ユーザーが複数の『ワールド』と呼ばれる領域を定義し、それぞれのワールドに対して複数の権限レベルを設定することでSoC(System on Chip)レベルの情報制御を実現するというものだ。Barbier氏は、「X280では、コアコンプレックスに出入りする全トランザクションに、『ワールドID』のタグが付けられる。このIDを利用し、どのワールドがどのペリフェラルやメモリ領域にアクセスできるかを、ブート時にプロセッサで定義し、下流で判断する」などと説明していた。
同社は、Intelligenceファミリーについて、今後さらにベクトル演算能力が4倍かつ面積は半分以下の製品を計画する他、全製品ファミリーでASIL-BおよびASIL-D対応の製品も展開する方針だという。
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