NXP Semiconductorsは、IEEE 802.11pベースのV2X通信やWi-Fi 6など幅広いワイヤレス技術を統合した、車載グレードの開発プラットフォーム「OrangeBox」を発表した。セキュリティ機能を含め「つながるクルマ」の開発を簡素化し、次世代自動車における安全なデータ通信を実現できるという。
NXP Semiconductorsは2022年10月、IEEE 802.11pベースのV2X(Vehicle to Everything)通信やWi-Fi 6など幅広いワイヤレス技術を統合した、車載グレードの開発プラットフォーム「OrangeBox」を発表した。セキュリティ機能を含め「つながるクルマ」の開発を簡素化し、次世代自動車における安全なデータ通信を実現できるという。
OrangeBoxは、アプリケーションプロセッサ「i.MX 8XLite」を搭載し、「ソフトウェアデファインドラジオチューナー」や「Wi-Fi 6」「Bluetooth」などの技術を統合した。また、認証済みのディスクリートセキュアエレメント「EdgeLock」で保護されたBLE(Bluetooth Low Energy)とUWB(超広帯域無線通信)技術をベースとするセキュアなカーアクセス、IEEE 802.11pベースのV2Xを搭載した。さらに、4G LTEや5G(第5世代移動通信)、GPSの機能もサポートしているという。
OrangeBoxには、車載無線コネクティビティを管理するため、統合Linuxベースのソフトウェアプラットフォームを搭載。車載セントラルゲートウェイと接続するためのギガビットイーサネットも内蔵した。OrangeBoxは、2023年上半期(1〜6月)から出荷を始める予定。
NXP、5G向けのRX FEMとプリドライバーを発表
複数機能の統合を実現する車載リアルタイムプロセッサ
NXP、車載用プロセッサ「S32Z/S32E」を発表
デュアル偏波アナログビームフォーミングICを発表
NXP、産業/IoTエッジ機器向けMCXマイコン発表
TSNスイッチ搭載のMCU、既存工場のIoT化を容易にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング