小島氏はJEITAが今後注力したいことを3点挙げた。1点目は「テクノロジーの進化と社会との調和に貢献すること」だ。継続的なデジタル化投資が行われるための事業環境を整備し、法制度など社会がテクノロジーの進化を受け入れるための環境作りを進めるという。2点目は「デジタルトランスフォーメーション(DX)のさらなる推進」。JEITAは事務局を運営する「Green x Digitalコンソーシアム」でサプライチェーン全体の二酸化炭素排出量可視化の実証実験に取り組んでいる。こうした企業単独での解決が難しい社会課題について、JEITAのリソースとネットワークを用いてデータの共有と連携、活用を行い、デジタル技術で解決を図る。3点目は「次世代の担い手を育成すること」だ。意欲ある人がデジタル技術の素養や知識を広く習得することができるよう、学び直しを含めた機会を提供していくという。
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