物議を醸した『事前情報』通りの発表となりました。
この記事は、2024年2月13日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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先週、業界で最も話題になったニュースといえば、TSMCの熊本第二工場ではないでしょうか。2024年2月6日、TSMC、ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)、デンソー、トヨタ自動車(以下、トヨタ)が、TSMCの半導体受託製造子会社Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(以下、JASM)の熊本第二工場を建設する計画を正式に発表しました。この発表日程を巡っては、某農水相による『事前情報』が物議を醸しましたが、その発言通りの発表となりました。
当初は不可能ともいわれたTSMCの国内誘致が実現し、2024年第4四半期の量産開始を目指して熊本県菊陽町で建設されているJASMの第一工場では、今月24日に開所式が開催される予定となっています。第二工場建設については、第一工場の建設決定後、早い段階からその可能性が報じられていて、TSMC側も2023年1月には第二工場を検討中であることを、そして同年6月には立地について熊本を優先的に検討していることを明言。そしてついに先週、その計画が公式に発表されました。
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