SEMIによれば、2025年第3四半期(7〜9月)における電子システム設計(ESD)業界の売上高が約56億米ドルとなった。前年同期に比べ8.8%の増加だ。特に、APAC(アジア太平洋)地域における調達額は、前年同期比で約20%増と大きく伸びた。
SEMIは2026年1月12日(米国時間)、2025年第3四半期(7〜9月)における電子システム設計(ESD)業界の売上高が約56億米ドルになったと発表した。前年同期に比べ8.8%の増加である。特に、APAC(アジア太平洋)地域における調達額は、前年同期比で約20%増と大きく伸びた。
発表したESD業界の売上高は、ESD Allianceが発行する最新の電子設計市場データ(EDMD)に基づくもので、四半期ごとの売り上げデータを製品別や地域別にまとめ発表している。
2025年第3四半期におけるESD売上高は、55億6640万米ドルだった。4四半期移動平均では10.4%も伸びた。製品およびアプリケーション別の売上高を見ると、「CAE(コンピュータ支援エンジニアリング)」向けが、20億9780万米ドルとなり、前年同期比で9.1%の増加となった。4四半期移動平均では11.6%の増加だ。「ICフィジカル設計および検証」向けは、8億6540万米ドルで、同1.3%増加した。4四半期移動平均では1.2%増となった。
「PCBおよびマルチチップモジュール(MCM)」向けは、4億6620万米ドルで、同3.4%の増加となった。4四半期移動平均では8.1%増だ。「半導体知的財産(SIP)」は19億1570万米ドルで、同13.6%の増加。4四半期移動平均でも14.8%増と大きく伸びた。「サービス」は2億2140万米ドルで、同10.2%増。4四半期移動平均は13.7%増だった。
地域別の調達額も調べた。最も金額が大きい米州は24億220万米ドルで、同3.4%の増加となった。4四半期移動平均では10.3%増えた。EMEA(欧州/中東/アフリカ)は6億7510万米ドルで、同4.6%増加した。4四半期移動平均では7.6%増となった。日本は2億6400万米ドルで、同11.5%の減少となった。4四半期移動平均では2.4%増えた。最も高い伸びを示したのがAPACで、22億2300万米ドルを調達した。4四半期移動平均は12.8%の増加となった。
なお、EDMDレポートでは調査対象となる企業の従業員数も調べている。2025年第3四半期は7万3185人が従事し、前年同期に比べ17.3%も増えたことが分かった。
SEMI EDMDレポートのエグゼクティブスポンサーであるWalden C.Rhines氏は、「EDA業界の売上高は全ての製品カテゴリーで増収となった。特に、半導体IPとサービスの分野で2桁成長した。地域別では、米州やEMEA、APACで成長。とりわけAPACは2桁の成長を記録した」とコメントした。
AIで半導体設計時間を半減 Rapidusの2nm向け支援ツール
世界半導体市場、2029年に1兆米ドル規模へ 製造装置も成長継続
25年10月の世界半導体市場は前年比27.2%増、日本は5カ月連続マイナス
半導体製造装置の世界販売額、25年3Qは過去最高を更新
25年3Qの半導体企業ランキング、ソニーが51%売上増で12位に
シリコンウエハー出荷面積、2028年に過去最高更新へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング