高機能ICパッケージ基板生産増強に5000億円、イビデン:2026〜2028年度の3年間で
イビデンは、AIサーバなどに向けた高機能ICパッケージ基板の生産能力を増強する。関連する事業場に対し、2026〜2028年度の3年間で総額約5000億円規模の設備投資を計画している。
イビデンは2026年2月、AIサーバなどに向けた高機能ICパッケージ基板の生産能力を増強すると発表した。関連する事業場に対し2026〜2028年度の3年間で総額約5000億円規模の設備投資を計画している。
イビデンは2025年5月に開示した2030年度目標を達成するため、電子事業への大型投資を決めた。高機能ICパッケージ基板の生産能力を増強するのが狙い。具体的な投資先は、「河間事業場(岐阜県大垣市)とその他海外を含む既存工場」および、「大野事業場(岐阜県揖斐郡大野町)とその他海外を含む既存工場」が対象となる。
最初のフェーズとして、既設の河間事業場工場棟(Cell 6)を中心に、約2200億円を投資して生産設備を追加する。2027年度から順次稼働する予定で、高機能ICパッケージ基板の需要拡大に対応可能な生産体制を確立していく。併せて、顧客のニーズや市場の動向を見極めながら、大野事業場についても生産能力の増強を行う計画である。
河間事業場工場棟(Cell 6)の外観[クリックで拡大] 出所:イビデン
モノリシック集積の限界を超えるヘテロジニアス集積化
2025年12月に開催された国際学会IEDMにおける、TSMCの講演を解説するシリーズ。今回は、アウトラインの第2項である「先進パッケージ技術の進化」を取り上げる。
L/S 1.5μmでも高精度に一括測定 ニコンの画像測定システム
ニコンは「SEMICON Japan 2025」で、微細な3次元形状を高速かつ高精度に測定できる画像測定システム「NEXIV VMF-Kシリーズ」を展示した。半導体パッケージ基板の検査や品質管理などの用途を想定する。
TGVガラスコア基板のパイロットライン新設、DNP
大日本印刷(DNP)は、久喜工場(埼玉県久喜市)内に新設した「TGV(ガラス貫通電極)ガラスコア基板」のパイロットラインを2025年12月から順次稼働させる。量産のための検証を行い、2026年初頭にはサンプル品を出荷する予定だ。
AIサーバ用基板の伝送損失削減に効く 低誘電ガラスファイバ
日本電気硝子は2025年12月、低誘電ガラスファイバ「D2ファイバ」を開発し、販売を開始した。「世界一」(同社)とする低誘電正接を実現している。AIの普及で、高速/大容量通信が求められる中、AIサーバ用マザーボードや高周波通信機器用基板、半導体パッケージ基板などに使うことで、信号の伝送損失の抑制が期待できる。
サムスン電機と住友化学グループ、ガラスコア製造の合弁会社設立へ
Samsung Electronics子会社Samsung Electro-Mechanicsと住友化学グループが、次世代パッケージ基板の鍵となる素材「ガラスコア」を製造する合弁会社(JV)設立に向けた覚書(MOU)を締結した。合弁会社は韓国に設置され、量産は2027年以降に開始される予定だ。
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富士経済によれば、半導体材料の世界市場は2025年の500億米ドル超に対し、2030年は約700億米ドル規模に達する見通しである。内訳は前工程向け材料が560億米ドルに、後工程向け材料が141億米ドルになると予測した。AI関連の先端半導体向け需要が好調に推移する。
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