ESEC2013では、ワイヤレスと各種センサーを組み合わせたシステムも数多く提案されていた。モノのインターネット(IoT:Internet of Things)への注目が高まる中、今後もこうしたシステムは増えていくと思われる。
村田製作所は、Bluetooth 4.0に対応したモジュールを展示した。Bluetooth 4.0に対応することで、超低消費電力を実現している。デモでは、肌水分を測定するモジュールと組み合わせ、データをBluetoothで送信し、タブレット端末に測定結果を表示させている(クリックで拡大)。
杉原エス・イー・アイが提供する「ワイヤレスエコセンサー」は、温湿度を計測し、そのデータを無線でPCなどに送信する。複数のワイヤレスエコセンサーのデータは、一括管理できる。「工場、美術館、神社の温湿度のモニタリングといった用途で幅広く利用されている」と担当者(クリックで拡大)。
杉原エス・イー・アイは、位置情報を計測するシステムのデモを披露した。右は、実際の端末。ユーザーがこれを身に付けて行動すると、GPSなどの外部インフラを使わず、本体のみで相対的位置座標を演算/出力する。Wi-FiやBluetoothを利用すれば、リアルタイムで情報を取得して閲覧できる。説明員によると、「工場やオフィスなどで使用することで従業員の動線が分かり、レイアウトの最適化や作業の効率化を実現できる」という(クリックで拡大)。
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