パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、「CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)」において、直径が3.5mmとスリム形状のピン型リチウムイオン電池を展示した。ウェアラブル機器などの電源用途に向ける。
パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、「CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)」において、直径が3.5mmとスリム形状のピン型リチウムイオン電池を展示した。リスト端末やメガネといったウェアラブル機器などの電源用途に向ける。
直径3.5mmのピン型リチウムイオン電池「CG-320」は、円筒型2次電池としては業界最小という。高さは20mm、重さは約0.6グラムで容量は13mAhを達成した。電圧は3.75V、最大充電電圧は4.20Vである。Co(コバルト)系材料を用いることで高いエネルギー密度を実現するとともに、スパイラル電極構造を用いることで小型ながら高出力を可能とした。
「ウェアラブル機器用電源をターゲットに2010年より開発に着手した。ラミネートタイプより薄くできた。しかも2次電池なので繰り返し利用することができる」(説明員)という。ステンレス缶を用いたスリム形状のため強度も十分に確保されており、搭載する機器のデザイン性などを犠牲にすることもない。2015年2月より出荷を始める予定だ。
同社は、ピン型リチウムイオン電池の品ぞろえとして、直径4.5mm、高さ25mmで容量が30mAhの「CG-425」や、直径4.5mm、高さ35mmで容量が50mAhの「CG-435」も開発中であるという。
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