テレダイン・レクロイ・ジャパンは、最大100GHzの帯域と240Gサンプル/秒のサンプルレートを達成したオシロスコープ「LabMaster 10-100Zi」を発表した。次世代の通信システム、広帯域電子部品、基礎科学の研究などにおける信号波形の捕捉/解析用途に向ける。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2014年11月、最大100GHzの帯域と240Gサンプル/秒のサンプルレートを達成したオシロスコープ「LabMaster 10-100Zi」を発表した。次世代の通信システム、広帯域電子部品、基礎科学の研究などにおける信号波形の捕捉/解析の用途に向ける。
LabMaster 10-100Ziは、モジュール型プラットフォームでチャネル数を柔軟に拡張可能なLabMaster 10Ziシリーズ用の波形捕捉モジュールとなる。LabMaster 10Ziには、ディスプレイや高性能CPUを実装したマスター制御ユニットが組み込まれている。このマスター制御ユニットと各種拡張モジュールを組み合わせることで、20チャネル対応の100GHzオシロスコープや、80チャネル対応の36GHzオシロスコープなどを構成することが可能となる。
同社によれば、アルカテル・ルーセントがLabMaster 10-100Ziを用いて、160GBaud QPSK信号を検出できるコヒーレント光受信機の実証を行ったという。
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