先ほど述べたように動作周波数あるいは遅延時間は、マスクレイアウトの形状によっても変化する。その1つに、レイアウト依存効果(LDE:Layout Dependent Effect)がある。現行の量産世代である28nm世代では、例えばウェル近接効果(WPE:Well Proximity Effect)や拡散長(LOD:Length of Diffusion)などが問題になっている。
研究開発段階にある7nm世代のマスクレイアウト設計では、レイアウト依存効果がさらに強まる。WPEやLODなどの影響はレイアウトの制約によって減少するものの、リソグラフィや寄生素子などの影響が強まると予測される。
(次回に続く)
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