ルネサス エレクトロニクスは2015年7月1日、最高技術責任者(CTO)を新設すると発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2015年7月1日、最高技術責任者(CTO)を新設すると発表した。同日付で第一ソリューション事業本部技師長を務めた日高秀人氏が就任した。
CTOは、代表取締役兼CEOの直轄として位置付け、ルネサス全社の技術戦略の方向性や技術開発を横断的に統括するという。テクノロジの側面から、5年先、10年先のグローバルな市場動向や顧客のニーズなどを見据え、戦略を立て着実に実行する役割を果たす。
初代CTOには、三菱電機出身の日高秀人氏が就任。日高氏は、1983年に三菱電機のLSI研究所に入所し、DRAMや混載DRAMなどメモリ関連製品の開発に従事。2003年のルネサス テクノロジ発足後は、フラッシュメモリ搭載マイコンの開発責任者を務めてきた。加えて、IEEEや電子情報通信学会など国際学会の委員を歴任、ISSCC(国際固体素子回路会議)の議長も務めるなどしている。ルネサスでは、「半導体技術開発における幅広い人脈や豊富な実績、さらに世界をリードしているマイコンの設計責任者としての経験などが、今後の当社の成長、特に技術革新に大いに生かされることを期待している」としている。
なお、日高氏は、執行役員を兼務する。
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