丸文は、2015年10月7〜10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」に、新たな電子表示素材として電子ペーパーをデジタルサイネージ業界へ提案する。
2015年10月7〜10日の4日間、最先端ITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2015(シーテック ジャパン/以下、CEATEC 2015)」が、千葉・幕張メッセで開催される。
CEATEC 2015の開催に先立ち、アイティメディアが運営するEE Times Japan、EDN Japan、MONOist、スマートジャパンの4メディアではCEATEC 2015の特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを多数紹介していく。
>>4メディア合同「CEATEC JAPAN 2015特集」
本稿では、新たな電子表示素材として表示メモリ特性によって、低消費電力の電子ペーパーをデジタルサイネージ業界に提案する丸文の出展内容について紹介する。
同社は、CEATEC 2015で国内展示会では初公開とする31.2インチの大型電子ペーパーを展示する予定だ。電子ペーパーは従来の液晶パネルやCRT(Cathode Ray Tube)に比べ、外光の影響が少ないため屋内外問わず表示内容を視認できたり、メモリ特性によって無電力で表示を維持できるため大幅な消費電力の削減が可能といった特長を持つ。
これまでの電子ペーパーは、小型サイズの製品が一般的である。今回の展示は31.2インチのモノクロ/カラーの製品を国内で初公開。既存の白、黒、赤の3色表示の製品に加えて、白、黒、黄色の3色表示が可能な新製品も展示するとしている。同社は、「赤色や黄色でアクセントカラーが表示できるため、アイキャッチを目的とする用途に最適」と語る。
同社の電子ペーパーはウェアラブル端末や電子タグなどのアプリケーションに採用されている。CEATEC 2015を通じて、デジタルサイネージ業界を中心に、電子ペーパーの新たな使用用途の可能性を広くアピールできることを期待しているという。
*)掲載当初、電子ペーパーのサイズを32.1インチと記載しましたが、31.2インチの誤りでした。
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