PALTEK、OKIの920MHz帯無線通信製品を販売:IoT市場でセンサーネットワーク構築を支援
PALTEKは、沖電気工業(OKI)と販売パートナー契約を結び、920MHz帯無線通信製品の取り扱いを開始する。
PALTEKは2016年2月、沖電気工業(OKI)と920MHz帯無線通信製品に関して、販売パートナー契約を結んだ。この契約に基づき、IoT市場向けにOKI製の920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」製品の販売を行っていく。
920MHz帯無線通信モジュール(左)と、920MHz帯マルチホップ無線ユニット(右)の外観
OKI製の920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」には、「無線通信モジュール」と「マルチホップ無線ユニット」がある。これらは使用時に免許取得が不要で、2.4GHz帯を使った無線通信システムなどに比べて長距離伝送が可能である。さらに、親機1台当たり100台の子機を接続できるマルチホップネットワークを構築することができる。このため、親機と子機の間に障害物などがあっても、自動的に最適な経路を設定して通信を行うことが可能である。不正な子機の接続を防止する認識機能や通信の暗号化など、セキュアな無線通信網を構築できるのも920MHz帯無線システムの特長である。
IoT分野における920MHz帯マルチホップ無線システムの位置づけ 出典:PALTEK
PALTEKは、現場に設置されたセンサーや端末機器/製造装置などと、上位のデータ収集装置や制御装置を接続するセンサーネットワークの用途を中心に、920MHz帯マルチホップ無線対応モジュール/ユニットをベースとしたソリューションを提案していく計画である。
- 920MHz無線モジュールで「IoTを手軽に体験」
富士通エレクトロニクスは、富士通のスマートネットワーク技術を搭載した920MHzの特定小電力無線モジュールを開発したと発表した。無線モジュールと評価ツールをセットにした無線センサーネットワーク評価キットを2015年8月末から提供するとしている。
- セキュアなネットワーク構築を実現、沖電気の920MHz帯無線ユニット
沖電気工業(OKI)は、センサーネットワーク構築に向けた920MHz帯無線通信モジュールおよび同モジュールを内蔵したマルチホップ無線ユニットを「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」に展示した。暗号化技術により、無線ネットワークの安全性を高めることができる。
- WisReed対応通信モジュール、サブGHz帯を利用
富士通エレクトロニクスは、組込み機器向けWisReed通信モジュール「MSB1402」の受注を、2015年11月末より開始する。920MHz特定小電力無線帯域を利用したモジュールで、IoT機器用途に適している。
- CEATECで人気を集めたセンサー+通信モジュール、IoT向けに製品化――アルプス電気
アルプス電気は、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、マイコンと環境センサー、無線通信チップを搭載したモジュールを組み込んだ「IoT Smart Module」を展示した。「CEATEC JAPAN 2014」で同モジュールの引き合いが多かったので、モジュールだけでなく、それを組み込んだ機器として発売しようと決断したという。
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