で、ここからが、TwinCAT3の本領発揮なのです。このTwinCAT3というヤツは、既にSCANされているスレーブ(メイド)たちのポートの値を、簡単にプログラムにリンクしてしまうのですよ。
まず、m_Inputs.Valueのリンクを、以下の図の順番通りに行ってください。
これで、m_Inputs.Valueは、スレーブ(メイド"Yuko")の照度センサー用に割り当てたアナログポートの値になります。
次に、m_Outputs.Valueのリンクを、以下の図の順番通りに行ってください。
これで、m_Outputs.Valueは、スレーブ(メイド"Rio")のLEDライトのデジタル出力ポートの値になります。
最後にリビルドを実施します。
まあ、初回はいろいろエラーが出てくると思いますが ―― 頑張ってください。(私もあちこちいじっている内に、いつの間にかコンパイルが通りました)。
最後に、TwinCAT3のメニューの「TWINCAT」から「Activate Configuration」を選択するとプログラムが動き出します(動き出すまで、数秒のタイムラグがあるかな、という感じがします)。
実験結果は、こんな感じになりました。
これで、SOEMだけでなく、TwinCAT3でも、江端家のホームセキュリティシステムを稼働させられるメドがつきました。
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