市場としては、監視カメラも車載カメラも右肩上がりの成長が予測されている。市場調査会社のMarketsandMarketsが2018年5月に発表したレポートによると、監視カメラの世界市場は2018年から2023年まで年率13.1%で増加し、2023年までに約683億米ドル規模に成長する見込みだ。車載カメラについても、Techno System Researchの調査によれば2018年には1億1000万台、市場規模が80億米ドルだったものが、2030年には2億3000万台、市場規模は218億米ドルに成長すると予測されている。Techpointは、2030年の218億米ドルにおける半導体の市場規模は約10億米ドルになるのではないかと算出している。蓬田氏は「市場のポテンシャルはまだまだ大きい」と強調した。
UTPでHDを伝送、車載カメラバス技術「C2B」登場
Analog Devices(アナログ・デバイセズ)は2018年11月、安価なケーブルでHD画質映像を遅延なく伝送できる車載カメラ向けバス技術「C2B」(Car Camera Bus)を発表した。既にC2Bを実現するトランシーバーICのサンプル出荷を開始し、同月から順次量産出荷を開始する。