Infineon Technologiesが、ams OSRAMの非光学系アナログ/ミックスドシグナルセンサー事業を5億7000万ユーロで買収する。2026年第2四半期中の買収完了を見込む。
Infineon Technologies(以下、Infineon)は2026年2月3日(ドイツ時間)、ams OSRAMの非光学系アナログ/ミックスドシグナルセンサー事業を買収すると発表した。買収額は5億7000万ユーロだ。Infineonは「この買収によって、自動車および産業市場におけるセンサー分野でのリーダーとしての地位をさらに強化し、医療分野における製品展開も広げていく」としている。規制当局の承認などを前提に、2026年第2四半期中の買収完了を見込む。
Infineonはミックスドシグナル製品事業の買収によって、X線ソリューションやバルブ制御、ビル制御技術、計測分野向けのセンサーなどを含む、先端的な医療用イメージングやセンサーインタフェース技術が同社のポートフォリオに加わると説明。さらに位置/温度センサー関連資産の獲得で、シャシー位置検知や車両におけるハンズオン検知、ロボット向けの角度/位置検知、血糖値モニタリングなど、自動車/産業/医療用途におけるInfineonの位置検知、静電容量センサー、温度センシング技術も強化できる、としている。Infineonは、買収対象事業の2026年の売上高として約2億3000万ユーロを見込んでいる。
今回の取引は、製造工場を含まない資産買収(ファブレスアセットディール)で、対象にはセンサー製品群、研究開発機能、知的財産、試験/ラボ装置などが含まれるという。取引の一環として、研究開発(R&D)および事業管理の専門知識を有する約230人の従業員がInfineonに加わる。また、ams OSRAMとの間で複数年にわたる供給契約も結ばれている。
InfineonのCEOであるJochen Hanebeck氏は「今回の買収は当社にとって完全な戦略的適合性があり、アナログおよびセンサー分野における当社の強固な製品ラインを補完する。自動車や産業市場に加えて、ヒューマノイドロボットのような新興分野においても成長機会を創出すると確信している」と述べている。
ams OSRAMのCEOであるAldo Kamper氏は「今回の取引は、5億7000万ユーロという資金を得てバランスシートの負債圧縮を加速させると同時に、当社がデジタルフォトニクスのリーダーとなるための一手でもある。当社は現在、フォトニクス分野のパワーハウスとして、最先端の発光/センシング用半導体プラットフォームを幅広く提供する企業へと進化している。自動車、拡張現実(AR)スマートグラス、生体センシング、家庭用および産業用ロボティクス、AIデータセンターの光インターコネクト、さらにはレーザー核融合のような未来志向の用途に至るまで、デジタルフォトニクスにおける大きな転換点を捉える体制が整った」などと述べている。
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