TSMCが2013年8月の売上高を発表した。前月比で5.7%、前年同月比で11.2%の増収となった。
台湾の大手ファウンドリであるTSMCは、2013年8月の売上高を発表した。その結果は、同社が2013年第3四半期の売上高予測で示したような「穏やかな成長」以上の成長を期待させるものだった。
2013年8月のTSMCの連結売上高は約550億9000万ニュー台湾ドル(約18億6000万米ドル)で、前月の2013年7月から5.7%、前年同月の2012年8月からは11.2%の増加となった。
EE Times のまとめたところ、TSMCの8月の売上高は過去10年間、毎年平均で2%ずつ増加している。2013年の8月は、これと比べ大きな成長を遂げている。
2013年1月〜8月の同社の売上高は3958億4000万ニュー台湾ドル(約133億7000万米ドル)で、2012年の同期間と比べると19.3%増加した。ただし、TSMCでは例年、9月の売上高が減少している。2013年第3四半期に1610億〜1640億ニュー台湾ドルの売上高予測を達成するには、2013年9月に約540億〜570億ニュー台湾ドルの売り上げを達成する必要がある。
同じく台湾のファウンドリであるUnited Microelectronics(UMC)の2013年8月のウエハー売上高は、前月比で4.8%減少したが、前年比では6.2%増となる110億ニュー台湾ドル(3億7200万米ドル)だった。UMCの2013年1月〜8月までの売上高は、822億4000万ニュー台湾ドル(27億8000万米ドル)で、2012年の同期間と比べると6.3%の増加となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.