アジレント・テクノロジーが、電子計測事業の独立によって立ちあげる新会社の社名が「Keysight Technologies」に決定した。米国カリフォルニア州サンタローザに拠点を置き、従業員数は約9500人になる見込みだ。
Agilent Technologies(アジレント・テクノロジー:以下、アジレント)は2014年1月8日、電子計測事業の分割によって誕生する新会社の社名が「Keysight Technologies」に決定したと発表した。Keysight Technologiesの本社は米国カリフォルニア州サンタローザに置き、従業員数は世界30カ国で約9500人になる見込みだ。会社分割の完了は同年11月初旬を見込んでいる。
アジレントによれば、Keysightという社名には、「他では見られない事象を可視化する能力を提供する」という意味が込められているという。「重要・本質的な知見を提供し、変わりゆくテクノロジーの世界への扉を開いていきたい」としている。
Keysight Technologiesは、電子計測業界のみに経営資源を集約し、電子計測を必要としている顧客への製品/サービスの提供に注力する。
アジレントは2013年9月19日に、電子計測事業を分割すると発表していた。分割後のアジレントは、ライフサイエンス/化学分析(LDA)事業に集中する。アジレントの電子計測事業の売上高は、2013年10月期推定で29億米ドル。一方のLDA事業売上高は、同39億米ドルである(関連記事:「分割で電子計測へのR&D投資は増える」――なぜ、アジレントは会社分割するのか)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.