ルネサスはこれらの技術を、28nmプロセス技術を用いて4Mバイトプログラム格納用フラッシュメモリと64Kバイトデータ格納用フラッシュメモリを試作。「大容量プログラム格納用フラッシュメモリで業界最速となる200MHz以上、6.4Gバイト/秒の高速読み出し動作を実現した」(ルネサス)。
マイコンへの微細プロセスの適用は、混載フラッシュメモリの微細化対応がカギを握る。フラッシュメモリ非搭載のマイコンは既に28nm世代品化が登場しているが、現在のマイコンの主流となっているフラッシュメモリ搭載品に限ると、ルネサスが製品化している40nm世代品が最先端品とみられる。
特に、プログラムの書き換えニーズの高い車載用途では、フラッシュメモリの混載が不可欠とされている。その中でルネサスは、今回開発した技術についても、40nm世代技術と同様、車載向けフラッシュマイコンから適用する方針だ。
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