もう1つの大きな特長は、新たなグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を採用することで操作性の向上を図ったことだ。ハイエンドモデル「PNAシリーズ」とプラットフォームの共通化を進めており、GUIの刷新もその一つである。例えば、大型のカラータッチスクリーンディスプレイを搭載し、タブ表示のソフトキーなどにより極めて少ない操作で測定作業をセットアップできたり、ドラッグ&ドロップ操作でトレースの移動やウインドウを直感的に配置したり、面倒で複雑なセットアップをダイアログやウイザードで比較的容易に行えるようにするなど、測定作業における使い勝手を一段と良くしている。さらに、使用頻度の高いソフトキーをお気に入りメニューに登録したり、ツールバーに必要なアイコンを追加したりするなど、ユーザーがUIをカスタマイズすることも可能である。
E5080Aは、周波数帯域とポート数によって6モデルを用意した。9kHz〜4.5GHz帯域で2ポートタイプの「E5080A-245」、同じく4ポートタイプの「E5080A-445」、9kHz〜6.5GHz帯域で2ポートタイプの「E5080A-265」、同じく4ポートタイプの「E5080A-465」、9kHz〜9GHz帯域で2ポートタイプの「E5080A-295」、同じく4ポートタイプの「E5080A-495」である。参考価格(税別)は、E5080A-245が357万918円、E5080A-495は633万7531円となっている。
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