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過渡サージ試験の受託試験能力を増強、車載電子機器向け車載電子機器向け過渡サージ試験サービス

OKIエンジニアリング(OEG)は、車載電子機器向け過渡サージ試験の受託試験能力を増強した。新たに過渡サージ疑似発生装置を導入したことで、より迅速な対応が可能となる。

» 2015年06月19日 16時00分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

 OKIエンジニアリング(OEG)は2015年6月、車載電子機器向け過渡サージ試験の受託試験能力を増強した。新たに過渡サージ疑似発生装置を導入したことで、より迅速な対応を可能とした。

 車載電子機器は、車内外で発生するさまざまな電磁的障害によって、誤動作や性能劣化/破損する可能性がある。その原因の1つとして、エンジン始動時の電源電圧変動に起因する過渡サージがある。このため、車載電子機器は過渡サージに対する耐性確認を行う必要がある。そこでOEGは、最新の過渡サージ疑似発生装置を導入し、過渡サージに対する耐性試験の処理能力を高めた。

OEGが新たに導入した過渡サージ疑似発生装置の外観

 同社の過渡サージ試験サービスを活用すると、通常動作時にワイヤーハーネスにつながる電子機器より発生する電磁的現象による過渡サージ、スイッチ開閉時の電磁結合による過渡サージ、バッテリ切断時にオルタネータが発生するロードダンプサージなど、さまざまな過渡サージ現象をシミュレートすることができる。この模擬信号を車載電子機器に印加することで、誤動作や破壊状況を評価することが可能となる。

 これらの試験や評価は、過渡サージ現象に対する耐性確認試験の要求規格である「ISO7637-2/JASO D001」に準拠している。受託試験サービスの価格(税込)は、1件当たり2万5000円より。

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