同社はHVC-C2Wの開発では、「オープンイノベーション」を掲げている。つまり、HVC-C2Wのアプリケーション開発情報を公開し、ユーザー自身が開発者となって、それぞれの用途に応じたアプリを開発することができるのだ。「メーカー視点だけでは多種多様な要望に応えられず、ユーザーと共に製品を作り出すことで商品づくりの革新にチャレンジしたい」と同社は語る。
既に企業や開発者と新たなアプリを開発する取り組みは始まっており、子どもが無事に帰っているかを確認したり、離れて暮らす親の安否を確認したりすることが可能なアプリ「家族目線 おるすばん」(2015年9月中にリリース予定)や、客層分析や個人認証ができるアプリの開発も進めているという。
開発者のコミュニティサイト「Sensing Egg Project」、GitHuBでの情報発信やハッカソンへのデバイス提供も積極的に行っており、オープンイノベーションでHVC-C2Wを使えるアプリの数を増やしていく。
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