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今回の注目は東芝の決算EE Times Japan Weekly Top10

EE Times Japanで2016年2月6〜12日に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!

» 2016年02月13日 17時00分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

「EE Times Japan Weekly Top10」バックナンバー

 1位は「新磁石を発見、ディラック電子の流れを制御」、2位は「3D NANDフラッシュの競争は激化へ」、3位は「赤字7100億円、事業売却急ぐ東芝」がランクインしました。

 今回は、東芝の決算関連のニュースが3本、ランキング入りしました。同社は、2015年度の通期業績を、最終損益7100億円と予想しています。当初は5500億円としていましたが、それを下方修正しました。東芝メディカルシステムズの売却を急ぐとともに、ストレージ事業においても、HDD事業の構造改革案として約150人の再配置/早期退職優遇制度を実施する予定です。一方で、3次元(3D)NAND型フラッシュメモリの製造工場を建設するために、四日市工場の隣接地を取得すると発表しました(東芝、3D NAND製造用に四日市工場の敷地を拡張)。

 今回のランキング2位の記事にもある通り、3D NANDフラッシュの競争は激しさを増しています。ストレージ/メモリ市場を調査するDRAMeXchangeは2015年12月に発表したレポートで、「2016年は、3D NANDフラッシュ開発の進ちょくに注目が集まる」とし、「NANDフラッシュの出荷量において3D NANDフラッシュが占める割合は、2015年第4四半期には約11%だった。それが2016年末までには、30%まで急上昇するだろう」と予測しています。東芝が、どれほど多額の赤字を計上しても、3D NANDフラッシュに今、投資しておかなければ、いざニーズが増えた時に対応できないのでしょう。「IEDMで発表されていた3D XPointの基本技術」「サンディスクが1TBのM.2 SSDを発表、厚さは1.5mm」も、ご覧ください。


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