さらにUBM TechInsightsの分解リポートでは、この新型iPadに部品を供給するベンダーとして、Appleの長期にわたるパートナー企業であるBroadcomが複数のデザインウィンを獲得したことが明らかになった。他にも、QualcommやCirrus Logic、Skyworks Solutions、Triquint Semiconductorが大きなデザインウィンを獲得している。
この第3世代iPadは、米国では3月16日の金曜日に店頭に並んだ。これまでのiPad やiPhoneの発売と同じように、消費者はこの新型デバイスをいち早く手にしたいと、何時間も前から行列を作っていた。UBM TechInsightsによると、Appleは2010年末までに1500万台のiPadを販売したという。MotoralaやSamsung Electronicsといった競合が強力な製品を投入しているにもかかわらず、Appleはタブレット市場で75%ものシェアを獲得しているとUBM TechInsightsは述べている。
以下は、UBM TechInsightsが分解した新型iPadのボードの写真である。各ボードに搭載されている主要な半導体チップの品名も記載した。さらに詳しい分解リポートについては、同社のWebサイトで閲覧できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.