ソニーは、PC事業を日本産業パートナーズに譲渡することで合意したと発表した。ソニーは、各国で発売する「VAIO」2014年春モデルを最後に、PC事業を収束する。
ソニーは2014年2月6日、「VAIO」ブランドとして運営しているPC事業を、日本産業パートナーズ(JIP)に譲渡することで合意したと発表した。PC事業はJIPが設立する新会社へ事業譲渡することになる。同年3月末までに正式契約の締結を目指す。
JIPが設立する新会社は、現在ソニーのPC事業の拠点である長野テクノロジーサイト(長野県安曇野市)をオペレーションの拠点とし、ソニーおよび国内関連会社でPCの企画、設計、開発、製造、販売などに従事している社員を中心に250〜300人程度で操業を開始する予定だ。なお、設立当初はソニーから5%の出資を受ける。
ソニーは、今回の事業譲渡に伴い、PC製品の企画、設計、開発を終了し、製造販売についても各国で発売する2014年春モデルを最後に、PC事業を収束する。
今後は、モバイル領域ではスマートフォン及びタブレット端末に集中するとしている。
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