サンディスクは、microSDカードとして「世界最大の記憶容量を持つ」(同社)という128Gバイト容量のmicroSDXCカード「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-1 カード 128GB」を2014年4月から出荷を開始すると発表した。
サンディスクは2014年3月5日、microSDカードとして「世界最大の記憶容量を持つ」(同社)という128Gバイト容量のmicroSDXCカード「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-1 カード 128GB」を2014年4月から出荷を開始すると発表した。価格はオープン価格で、市場想定価格は3万5000円程度としている。
microSDカードは、Android搭載スマートフォンやタブレット端末など各種モバイル機器に搭載される。モバイル機器の高性能化に伴い、microSDカードもより大きな記憶容量が求められるようになっている。
2003年に、主に携帯電話機向けに超小型のメモリカードとして開発されたmicroSDカードは、当初128Mバイト容量からスタートし、近年は最大64Gバイトまで容量を増やしてきていた。今回、サンディスクが販売を開始するmicroSDカードの容量は、従来比2倍、microSDカードが登場した約10年前に比べて1000倍の容量となる128Gバイトとなった。128Gバイトは、フルHD動画換算で16時間分のデータを格納できる容量に相当する。
128Gバイト容量を実現するためサンディスクでは、64Gバイト容量品では8枚だったメモリダイの積層実装を16枚に拡大。メモリダイの薄化技術や金ワイヤーによるボンディング技術で64Gビット容量のメモリダイ16枚の積層を実現した。
サンディスクは、既にメモリダイを共同生産する東芝とともに、128GビットのNAND型フラッシュメモリを開発済みであり、今回開発した積層技術と組み合わせることでさらなる大容量microSDカードの実現も可能とみられる。
新製品の最大転送速度は40Mバイト/秒で、UHSスピードクラス1とCLASS10に準拠している。
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