IC Insightsでプレジデントを務めるBill McClean氏は、7nmプロセス技術の実用化が予想される2018年ごろに、半導体業界で大きな変革が起こると予想する。
このプロセスでは、従来のDRAMセルのキャパシタではサイズが小さすぎて十分な電荷を蓄えられないので、新たなアーキテクチャへの移行が必要になる。
2018年ごろには、2次元のNAND型フラッシュメモリの進化も打ち止めになるだろう。また、450mmウエハーでのチップ量産も本格的に始まる時期ではないかと見られている。
McClean氏は、「プロセスの微細化が進むにつれ、量産までにより多くの時間が必要になり、ムーアの法則は減速している」と指摘する。Intelは14nmプロセスの開発が当初の予定よりも半年遅れたことなどを挙げている。
【翻訳:滝本麻貴、田中留美、編集:EE Times Japan】
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