パナソニックは、スペインの自動車部品大手メーカーのフィコサ・インターナショナル(以下、フィコサ)と、資本業務提携した。これによって、パナソニックはフィコサ株の49%を取得した。
パナソニックは2015年7月、スペインの自動車部品大手メーカーのフィコサ・インターナショナル(以下、フィコサ)と資本業務提携した。業務提携に基づき、まずは次世代コクピットシステム向け電子ミラー事業を早期に立ち上げていく。
パナソニックとフィコサは、2014年9月に資本業務提携に合意し、協業の準備を進めてきた。このほど関係当局の承認が得られるなど、業務提携に必要な条件が整い、2015年6月30日に出資及び株式譲渡を完了した。これによって、パナソニックはフィコサ株の49%を取得するとともに、フィコサの経営に参画して協業を開始することになった。取締役4人をフィコサに派遣する予定だ。
協業の成果としてまず、電子ミラー事業の早期立ち上げを目指す。将来的には、先進運転支援システム(ADAS)分野や、車載テレマティクスユニットを利用したネットワーク型インフォテインメントシステム分野などにも協業を拡大していく予定である。
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