2022年度第2四半期の業績予想は、売上高が前四半期比8.2%増の3750億円としている。ただ増加予想は為替の影響が大きく、為替影響を除いた場合は同約2%増の増収の見込みという。また、売上総利益率は、生産は震災からのリカバリーなどの影響で改善するものの、製品ミックスの悪化や原材料値上げの影響を見込み、同0.9ポイント減の57.5%と予想している。
原材料価格やエネルギー価格の高騰は、第2四半期以降本格化していく見通しであり、柴田氏は、「原材料価格上昇は、すごいマグニチュードで継続的に起こっている。モノによっては『来月から価格10倍』と言われる状況だ。価格の上昇圧力は強い状態で継続していくだろう」と言及。同社は、原材料費の低減を進めていくとともに、一部、価格への転嫁を行っていくとしている。
なお、同社は、2022年度第2四半期には300億円以上の設備投資を計画しており、うち半分強が増産投資の予定だという。
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